皮脂腺を理解して、スキンケアの達人になる!



皮脂腺って、よく聞く言葉ですよね?

脱毛サイトやニキビ改善サイト、ワキガの情報サイトなどで、かならず登場するのが、この皮脂腺。

でも実際のところ、皮脂腺って、どんなものなのでしょうか?

実は、皮脂腺とスキンケアとは、避けて通れない関係にあるようです。

皮脂腺について、理解を深めておくことによって、より効率的なスキンケアが可能になるはずです!

そこで、ここでは、皮脂腺について、詳しくまとめてみました。

皮脂腺とスキンケアの関係

脂漏部位(しろうぶい)とは?

「鼻やおでこのTゾーンって、顔のほかの部位よりテカりやすいな……。」

おそらくほとんどの方が、そのように感じたことがあるでしょう。

Tゾーンのように、皮脂腺が多い部位を、「脂漏部位(しろうぶい)」といいます。

皮脂の分泌量が多いと、肌自体が脂質性、つまり、オイリー肌になってしまいます。

毛包に皮脂が詰まると肌トラブルに!

皮脂腺は、毛包(もうほう)とおなじ場所にある器官です。

毛包とは、皮膚の中にあり、毛を包み込む部分のことです。

毛包には、次の2種類があります。

  • 産毛型の毛包
  • 皮脂腺肥大型の毛包

産毛型の毛包は、小さいため、毛穴が詰まるということはありません。

しかし、皮脂腺肥大型の毛包は、皮脂の分泌量が多いため、毛穴が詰まって、ニキビなどの肌トラブルが発生する原因となってしまいます。

皮脂の取り除きすぎによる乾燥に注意!

皮脂は、潤いを守るために、とても大切なものですが、過剰に分泌されてしまうと、肌トラブルを引き起こしてしまう原因となってしまいます。

そのため、脂漏部位である頭皮やTゾーンなどを、しっかり洗うことが大切になってきます。

ただし、脂漏部位以外は、洗いすぎてしまうと、逆に脂分を取り除き過ぎてしまい、乾燥を招いてしまいます。

すると、乾燥を防ぐために、身体が皮脂を過剰分泌させてしまい、肌にストレスをかけてしまうので、注意が必要なのです。

これが、「保湿力の高い化粧品などで、潤いを補うことが大切!」と、よくいわれる理由です。

スキンケアによって皮脂量が変化する!

毎日のスキンケアの仕方によって、皮脂の分泌量は変わってきます。

皮脂腺がたくさん集まっている部分は、毛穴を詰まらせないように、常に、清潔に保つことが大切ですよ。

また、見落としがちですが、胸や背中などにも、皮脂腺は多く集まっています。

胸や背中なども、忘れずケアしましょうね。

皮脂腺の基礎知識


皮脂腺ってそもそもなに?

皮脂腺って、そもそも、どんなものなのでしょうか?

よく、ファンデーションが浮く原因として挙げられるのが、皮脂の過剰分泌だといわれています。

この皮脂を生み出しているのが、皮脂腺という器官です。

皮脂は、血液中から、糖分などの、皮脂の成分となる物質を取り込むことによって、皮脂を作り出します。

皮脂は、皮膚の表面に付着して、汗などと混じって、皮膚膜となります。

この皮膚膜によって、わたしたちの皮膚は、水分の蒸発を防いでいるのです。

皮脂腺のほとんどは、肌の真皮という部分にあり、毛穴に向けて開いています。

皮脂腺のはたらき

皮脂腺は、ほぼ全身に分布しており、身体の場所によって、その数が異なるといわれています。

頭皮や顔には、とくに多く、人によって、個人差が多少あるようです。

皮脂は、1日あたり、だいたい1~2gほど分泌されており、冬よりも夏の方が、皮脂腺が活発に働きます。

また、女性よりも男性に多く、思春期頃から、分泌量が徐々に増していき、20代前半にピークを迎えます。

その後は、また徐々に減少していきます。

女性の場合には、閉経後に、皮脂の過剰減少によって、シワやしみなど、肌トラブルを作ってしまう原因になるといわれています。

皮脂腺とワキガは関係ありません!



脇の下から、嫌な臭いを発する「ワキガ」。

このワキガは、皮脂腺のせいにされがちですが、実は、脇が臭うのは、肌の常在菌によるものなんです。

脇の下には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2つの「汗腺」、そして、皮脂を分泌している「皮脂腺」があります。

汗腺のひとつであるエクリン腺は、ほぼ、体の水分を成分とする汗を出します。

ワキガ臭のもとはアポクリン腺からの汗

それに対して、もうひとつのアポクリン腺からは、粘り気があり、脂肪分やアンモニアなどを含む汗が出ます。

なおかつ、この汗に、皮脂腺から分泌される脂肪酸などが混ざることにより、皮膚の細菌によって分解され、発酵臭が発生するのです。

ワキガの方の場合、このアポクリン腺からの発汗が多いので、あの嫌なワキガ臭の発生につながるんですね。

結論として、皮脂腺とワキガは、直接的には関係ないといえるでしょう。

皮脂腺と脇汗も……関係ありません!

とくに、汗をかきやすい夏場などは、脇汗に悩む方は多くなります。

グレーなどの服を着ると、恥ずかしいくらい、汗で染まってしまって、なんとかしたいと思いますよね。

この脇汗は、「皮脂が多いせいかも……!」と、よく勘違いされがちですが、実は、皮脂腺と脇汗は、全く関係ないんです。

脇汗は、誰もがかくもの。

一般的に、1日にかく脇汗の量は、スプーン1杯ほどだといわれます。

脇汗の原因と対策

脇汗が多く出る方の場合、精神的な発汗や、更年期の影響などが、おもな原因となるようです。

この脇汗は、上記でもご紹介したように、エクリン腺とアポクリン腺という、2つの汗腺から発生しているもの。

つまり、脇汗は、皮脂腺から出ているのではありません。

脇汗は、自然現象だから、どうしようもないものです。

でも、汗が原因で、悩んでしまうこともありますよね。

そんなときの対策としては、脇汗シートなどの対策グッズを使用したり、脇の下へボトックス注射をするなどの方法があります。

脇汗対策をしっかりとれば、少しずつでも改善がみられるはずです。

脇汗対策グッズを使ったり、専門医に相談するなどして、あきらめずに対策をとってみてくださいね。

皮脂腺と脱毛効果も……関係ナシ!



脱毛方式には、レーザー脱毛方式と光脱毛方式があります。

より強い脱毛効果があるとされるのは、一般的に、レーザー脱毛のタイプだとされています。

レーザー脱毛は、黒いメラニン色素に反応して、毛根を熱で破壊する方式の脱毛マシンを使用します。

このとき、体毛を作る皮脂腺の開口部や、毛乳頭に損傷を与えて、毛が再生できなくなるようにするのが、永久脱毛のシステムです。

そのため、皮脂腺自体は、脱毛効果に影響するということはありません。

脱毛すると乾燥肌になるってホント?



通常、皮脂は毛穴から、毛を伝って肌を潤しますが、脱毛によって、皮脂が肌に届きにくくなってしまいます。

そのため、やや乾燥肌になってしまう可能性も、一部では指摘されているようです。

このような理由から、乾燥肌の方の場合、全ての毛を脱毛するのではなく、細い毛は残す「減毛」という方法を選択するケースもあります。

サロンで脱毛をお考えの方は、一度相談してみるとよいでしょう。

レーザー脱毛は皮脂腺を破壊するってホント?

「レーザー脱毛をすると、皮脂腺が破壊されて、身体に悪い影響を及ぼさないの……?」

脱毛を考えている方々のなかには、そんな不安の声もあるようです。

しかし、レーザー脱毛は、黒い色素にのみ反応して脱毛をおこなうものです。

皮脂腺にある黒い色素は、ごく微量なので、破壊される危険性はまずないといえるでしょう。

皮脂腺とニキビは……大いに関係あり!



ニキビと皮脂腺、この2つは、切っても切れない関係にあります。

皮脂腺で作られる皮脂は、通常、皮膚の表面に排出されます。

しかし、さまざまな要因で、皮脂の分泌量が多くなったり、角質層が厚くなってしまうことがあります。

すると、皮脂が過剰分泌されて毛穴が詰まり、アクネ菌が増えて炎症を起こしてしまいます。

これが、ニキビの原因となるのです。

ちなみに、顔全体の皮脂腺は、全部で約20万個もあるそう。

そのうちの5%ほどの皮脂腺が、異常な皮脂腺となってしまうといわれており、これがニキビ予備軍になるんですね……。

繰り返す大人ニキビ対策は、皮脂腺のケアが不可欠!

皮脂がたくさん出る場所は、おもに、Tゾーンや胸、背中などです。

また、大人になってからできるニキビは、同じ場所に繰り返しできやすいという特徴があります。

この、繰り返しできるニキビが、皮膚の中で繋がってしまうことによって、より大きなニキビができやすくなる場合もあります。

大きなニキビには、複数の皮脂腺が繋がってしまいます。

そのため、皮脂が排出されることなく溜まっていき、化膿しやすくなるという悪循環を生んでしまいます。

こうならないためには、皮脂腺のケアを十分に行い、ニキビを繰り返さないことがポイントとなります。

まとめ

皮脂腺についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

皮脂腺は、さまざまな場面で目にする言葉ですが、実際、わたしたちの肌にどのような影響をもたらすかということは、あまり知られていないようです。

皮脂腺は、ワキガや脇汗、脱毛効果などに、すごく関係していると勘違いされがち。

でも実際は、直接的な関係がないということがわかって、驚いた方もいるのではないでしょうか?

ただし、ニキビと皮脂腺は、おおいに関係があるのです。

とくに、繰り返しやすい大人ニキビは、皮脂腺が詰まってしまうことが原因であることが分かっています。

大人ニキビを防ぐためには、洗顔や保湿など、しっかりと皮脂腺のケアを行うことが大切なんですね。

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